ベテラン組合員に向けたライフキャリアデザイン研修を実施していらっしゃるCSK労働組合様。研修のトレーナーは受講者の状況を知っている組合役員が担当。そのため実情に即した情報提供が可能となり、受講者には具体的にキャリアを考える行動が根づきつつあります。またセミナーが組合役員と組合員の距離を縮めるきっかけとなり、現在では組合員から気軽に役員に相談する動きが生まれています。
*ご担当者の所属、役職などは2009年11月現在のものを掲載しています
ITサービスを提供する当社の研修は、多くが、エンジニアとしてのテクニカルスキルを磨くものです。かつてのSE35歳定年説というほどではありませんが、未だに実定年を迎える人は少なく、シニア層のキャリアパス(ロールモデル)を描きづらい状況が続いております。「労働組合として個人のキャリア形成を支援できないだろうか」。そのような考えのもと、労働組合としてキャリア支援のための研修をスタートしました。
私たちが提供する研修で目指したことは、個人が主体的にキャリアデザインを設計できる人材へと成長を導くこと。「どういう人生を歩みたいか」を考える機会の提供でした。内容は、プライベートと仕事の両面から、自分を見つめ直すことから始まります。さまざまな自己分析ツールから、参加者は自分でも驚くような発見をし、刺激を受けているようです。研修では少人数のグループを作り、グループメンバーの意見を聞きながら、キャリアの目標を作ることをゴールにしました。結果として参加者全員のキャリア形成に対する意識が前向きなものへと変わったと思います。
当初、ライフワークスさんには、トレーナーの紹介・派遣だけをお願いしようと考えていました。しかし、コンサルタントの方とお話を進める中で、"意識変革のため、働く現場を深く知っている身近な人がトレーナーをする方が良い"という結論を得ました。そこで組合役員である私たちがトレーナーを担当させていただくことにしたのです。
セミナーのカリキュラムがしっかりとしているため、アレンジの必要もなく、運営で戸惑うことはありませんでした。また、トレーナー養成のトレーニングやトレーナーマニュアルも充実しているので、トレーナーを務める者としての考え方が身に付き、ファシリテーターとして私自身の能力も向上したように思います。
実際にセミナーを行ったメリットとして、参加者がキャリア形成に対して主体性を持つようになったほか、私たち、組合役員と組合員の距離が縮まってきたと感じます。実際に仕事のことや生活のことなどで相談に来る方が増えてきています。組合員との信頼関係を築きながら、私たちCSK労働組合は、今後も会社では提供できないキャリア支援をしていきます。

※CSK労働組合について
CSKグループは、CSKシステムズを中心とした独立系SI企業。システム開発・アウトソーシングを軸としたサービスを提供しており、IT業界の老舗企業として安定した評価を獲得している。CSK労働組合は、春闘や賃上げ交渉などの伝統的な組合活動だけでなく、組合員個人のキャリア支援を行っている。
| セミナー概要 | |
|---|---|
![]() | 組合員の生活に悪影響を及ぼす業界の動向 比較的若い産業であるIT産業。「SE35歳定年説」などと言われた頃とは状況が違いますが、それでも中高年のSEにとって、キャリアパスのロールモデルが存在しませんでした。また会社の研修には、キャリア支援がなく、多くのベテラン社員が不安を感じていました。 |
![]() | 主体的なキャリアプランの構築を促すセミナーを開催 組合員が主体的にキャリアを考える自律した人材を目指すために、組合が主催してキャリア支援セミナーを実施。具体的な内容は、組合役員がトレーナーを担当し、私生活・会社という両面から、自分を振り返り、これからの充実した人生に向けて生き方・働き方を模索してもらうというものでした。 |
![]() | 主体的にキャリアを考える風土が生まれたほか、組合員との間に信頼関係が構築 セミナーのトレーナーを組合役員が担当。受講者の状況を知っているため、実情に即した情報提供が可能となり、組合員が主体的にキャリアを考えるきっかけを提供できました。実際、キャリアに対する意識が変わってきています。また、組合員が気軽に組合役員に相談することもあるなど、労働組合への信頼が高まりました。 |

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