みずほ証券株式会社様:育児休業者の不安を取り除き仕事への意欲を高める支援されているみずほ証券株式会社様の取り組み事例をご紹介しています

「ダイバーシティ」が叫ばれ始めて久しくなりますが、制度は整えても次の一手に苦慮している企業が多いのが現状です。ダイバーシティ推進で重要なのは、経営トップの意思と上司や職場の理解、そして本人の意欲。みずほ証券様では、育児休業中の女性社員に職場復帰の意欲を高めてもらおうと「育児休業者向け支援セミナー」を実施しました。また、女性マネジャーを対象にした「プロフェッショナルタイムマネジメントセミナー」も実施しています。

*お話は、ダイバーシティ推進室長の高田啓子様と同室の佐藤あけみ様に伺いました。ご担当者の所属などは2010年11月現在のものを掲載しています。

復帰後の働き方をイメージしにくい、という悩みに応えて

みずほ証券株式会社 人事部 ダイバーシティ推進室長 高田 啓子様ダイバーシティ推進室では、女性の活躍推進、ダイバーシティマインドの浸透、ワークライフバランスの推進など、様々なテーマに取り組んでいます。たとえば、社内のワーキングマザー同士のネットワークづくりもダイバーシティ推進の一環。先輩ママの働く様子やアドバイスを伝えるために、毎月メールマガジンを発行しワーキングマザーを中心に配信したり、ランチミーティングやイベントによる交流も図ったりしています。

毎月育児休業者にもメールマガジンを郵送していますが、「会社とのつながりを実感し、心強く思った」といった声が数多く寄せられます。今回「育児休業者向け支援セミナー」を企画したのは、育児期でも今後のキャリアプランを考えるきっかけにしてもらうためです。

育児休業者向けの研修を検討していた折、ライフワークスさんのセミナーの案内を頂き、受講してみました。受講して「まさにこの研修をやって欲しい」と感じました。育児経験を強みに変え、新しいキャリアづくりの視点を持つといった内容が、私たちの考えにピッタリ。トレーナーの方も育児経験者で、実感を伴ったメッセージを発信してくれると思いました。

職場の雰囲気に触れ、グループワークで刺激を受けて前向きに

みずほ証券株式会社 人事部 ダイバーシティ推進室 佐藤 あけみ様セミナー当日、早めに来社して、子連れで職場を訪問する人もいました。今の職場の雰囲気を肌で感じ、上司や同僚から「(復帰を)待っているよ」と声を掛けられたことで、ずいぶん安心できたのではないでしょうか。職場の人たちも、受け入れる気持ちの準備ができたようです。

研修プログラムの主な内容は、①自分の強みの発見、②育児期のしなやかなキャリアづくりのポイント、③ワーキングマザー流未来プランシートづくり。個人ワークとグループワークが中心です。育児休業中の19名と復職済2名、計21名が受講。お子さんは2ヵ月から1歳5ヵ月までで、託児付きで実施しました。トレーナーのアドバイスで、お子さんの月齢の違う者同士でグループを組みました。おかげで、職種や職場が違う、初めて同士でも、育児の質問やアドバイスをしあうことで、割と早くお互いなごめたようです。

育児や仕事に追われている中、一人で今後のキャリアプランを考えるのは、なかなか難しいものです。一つの部屋に集まり、グループのみんなと話すことで考えがまとまったり、自分とは違う考え方に気づき、刺激を受けたりします。育児期にがんばることが将来につながるんだと目指す方向が定まり、いま抱えている悩みが整理され"がんばれる悩み"に変わる。こうした場と時間を提供することが、非常に重要だと感じました。

風土づくりが大切。管理職への働きかけもポイント

「現在のことで、いっぱいいっぱいだったので、長いスパンのキャリアを考える良い機会となった」「働くことに前向きになった」など、セミナーは受講生に好評でした。こうした活動は地道に行い、徐々に風土をつくっていくことが大切です。今回は東京本社で実施しましたが、関西地域でもできたらいいですね。また、一カ所に集まる機会が少ない地方支店勤務の育児休業者には、DVDやシートを送ってセルフ研修ができないかと考えています。

セミナーの結果は上司にフィードバックし、マネジメントに役立ててもらいます。お子さんがいらっしゃる社員の対応について、上司からダイバーシティ推進室に相談が来ることもありますね。役員にも今回の研修結果を通じて、制度を整えるだけでなく、精神面の支援が重要なことを理解いただいています。

性別だけでなく、国籍やキャリアなどの違いにかかわらず、多様な個性が力を発揮できるようにするには、管理職や職場の同僚の意識改革が欠かせず、今後もダイバーシティ推進のためにさまざまな施策を実施していきます。育児休業者向けには、両立支援のためのハンドブックを作成する予定です。

【育児休業者向け支援セミナーの様子】

セミナー概要
課題育児のために会社を辞めず、働き続けて欲しい
育児休業者の大きな不安が、職場復帰後、育児と仕事をどう両立させていけばよいか具体的にイメージできないこと。育児期も仕事とのバランスをとって働き続け、力を発揮できるように、復帰前にサポートすることを目指して研修を企画しました。
方法日常を離れてキャリアプランを考え、先輩ママとの懇談の場を提供
2時間のプログラム、そして先輩ママとの座談会という流れ。受講生にとって落ち着いてキャリアプランを考える良い機会になり、実際に活躍している先輩ママの様子を聞いて「自分もできそうだ」という思いを強くしていました。
結果同じ立場のママ同士の励みとなり、同時に上司の意識改革にも活かす
「グループワークが多く、みんなの意見が聞けてとても良かった」など評価の声が多く、トレーナー自身の体験談も参考になったようです。結果は役員や上司にフィードバック。マネジメントや上司自身の意識改革に活かしてもらっています。

コラム

女性マネジャー向け「プロフェッショナルタイムマネジメントセミナー」

受講者:女性マネジャー90名 7時間(昼休み1時間含む)

ダイバーシティ推進室では、女性マネジャーに対するサポート活動も展開しています。たとえば、女性マネジャーのネットワークをつくり、情報交換や交流を深めるための「女性マネジャー・フォーラム」を毎年1回実施しています。先日のフォーラムでは、タイムマネジメント力を磨いて、業務の効率化や生産性向上を図るためのセミナーを実施。ショートワークをふんだんに取り入れ、受講者自身の気づきを促すように工夫しました。受講生からは「仕事の進め方、To Doの見直しが出来た」「足りないことがわかった」などの声が寄せられました。

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