「役割創造project」とは、キャリア発達・キャリア開発とその支援という観点から、日本のミドル・シニア人材の「働き方改革」をライフワークスらしく実現していく取り組みです。

2020.03.13 ストーリー

シニア活躍推進ワーキンググループ開催報告(2019年度) #05
後半に向けてのディスカッション

後半に向けてのディスカッション

2020年1月23日(木)に第5回「シニア活躍推進ワーキンググループ」を開催しました。今まで参加企業様の実行施策などを元に、目指したい姿に向けての知恵を出し合ってきました。
今回は、全開催の折り返し地点。通称「70歳定年法」が検討されるなど就業期間が延びるなか、シニア社員がイキイキと働き続けられる仕組みづくりを検討しワーキンググループからのアウトプットとして社会に発信していくために議論をし始めました。これまでの議論を通して、「自らの今や将来の活躍を見据えた行動を起こすことに、現時点では繋がっていない」シニア社員に働きかけを行い、行動を後押ししたいという点で参加者が共通の課題を感じていました。そうした層をターゲットとしてどんなことができるかを議論しました。

今回話し合ったテーマ

シニア社員の活躍促進に向けた課題のまとめと施策アイディアの方向性について

1)解決すべき課題は何か

  • 社歴が長く視野が狭くなりがちで、人脈が社外には少ない、会社の外にある情報を持っていないというケースがある。人脈が可能性を広げることに気付く必要があるのではないか。
  • 仕事はお金をもらうため、趣味は趣味で別もの、という価値観で働いている人の場合、「キャリア」という言葉を自分ごととして捉える事ができるのか。マインドセットを「仕事も楽しい」と変えることができればイキイキ働くことに繋げられるのではないか。
  • 社内のワークショップでは、「キャリア」というテーマでシニア社員に働きかけを行うと、敷居が高い、考えていないとみられるのは嫌だなどの気持ちが先行し、人が集まらないことがある。シニア社員が「キャリア」を自分ごととして考える場を設定するには工夫が必要。

今回のまとめ

今回の議論では、本ワーキンググループから社会に向けて発信したいテーマと施策案のポイントが見えてきました。3月の最終セッションに向けて、本日の議論で出てきた以下のようなアイディアをもとに議論を重ねて参ります。

  1. シニア社員の「キャリア」に対するメンタル ブロックをはすずし、楽しみながら、自然に 自分の好きなこと、価値観、持っている資産や資源に気づくチャンスをつくる。
  2. 他社、あるいは社外との交流によって、シニア社員の視野を広げ、人脈づくりのきかっけをつくる。そうした活動を自分のポータブルスキル、自分の価値を知ることに繋げる。
  3. シニア社員の行動変容を起こす仕組みを作り、事例を生む。

春に、よりイキイキ活躍するシニア社員を増やすための施策案を、本ワーキンググループから発信する予定です。

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