待ったなし!「女性活躍推進の本質的テーマ」とは?

近く「女性活躍推進法案」が国会を通れば、301人以上の企業(事業主)は現状把握、課題分析、行動計画の策定、女性活躍の現状に関する情報公表を行う必要に迫られることになります。(施行日2016年4月1日予定)
私たちライフワークスでは、2007年から、研修による女性のキャリア支援を行ってきておりますが、最近は上記の法案同様「状況把握・課題分析」をしながら、自社の現状に合わせた「行動計画策定」と「実施」に至るケースが増えてきていると実感しています。その中から2社様の事例をご紹介します。

2015.04.06
コラム

事例1 大王製紙株式会社樣

大王製紙株式会社 様 2013年2月にご相談を頂いたお客様です。約1年間をかけて、他社事例の研究や自社内での課題分析を並行しながら方向性を決定されました。その後、2014年4月に人事部内にダイバーシティ担当が配置して全社的な取り組みをスタート。2014年6月~7月にかけて女性活躍推進会議を全国3カ所で実施。その後、上司層への説明会と女性社員全員への個別ヒアリングを行うことで、後工程まできめ細かなフォローとともに、さらなる課題分析に取り組んでいらっしゃいます。
詳細は、「こちら」をご覧ください。

事例2 株式会社カインズ樣

株式会社カインズ 様 2014年2月にご相談を頂き、2014年6月に女性管理職のネットワークづくりを目的にセミナーを実施いたしました。その施策に連動する形で、10月にはその中から抜粋された19名が1泊2日のセミナーで管理職としての課題共有を行いました。
詳細は、「こちら」をご覧ください。

そもそもそれぞれの企業にとって「女性活躍」とはどのような状態なのでしょうか?

昨年の労働政策審議会雇用均等分科会の「女性の活躍推進に向けた、新たな法的枠組みの構築について 報告」の中にある「女性活躍の意義」の基本的考え方によると、「女性活躍」とは一人ひとりの女性が、希望に応じて個性と能力を十分に発揮できることであると考えられるとあります。
企業で働く女性のキャリア支援に関わる弊社としては「女性活躍推進のあるべき姿」は

"女性の多様性が活かされ、ビジネスにおいて、女性の存在感と影響力がより高まった状態"

と考え、例えば経営・マネジメント層で活躍する女性もいれば、自分らしく長期的に活躍する女性もいる等、多種多様なシーンで女性が活躍している、つまり「女性自身が仕事を通して成長し、周囲へ影響を与えている」ことだと捉えています。御社ではどのような状態を目指されていますか?

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コンサルタント/藤田 香織
一人でも多くのビジネスマンにキャリアを考える機会を提供する使命を感じています。また私自身がずっと仕事を続けているように、女性たちも長く仕事をする時代になりました。組織と共に成長するビジネスウーマンを益々増やしたいです。

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