ミドル・シニアは本当に変わらないのか? ― グループインの報告とこれから挑戦していくこと ―

2026.04.14
コラム

株式会社ライフワークス 代表取締役の上林です。

このたび、株式会社ライフワークスはNEWONEグループに参画することとなりました。

それに伴いまして、4月1日より私上林が代表取締役を務め、創業者の梅本は顧問の立場から組織成長を後押しすることになります。
本件のご報告とともに、その背景にある想いと、これからどのような価値を創出していきたいのかについて、私なりに整理してみたいと思います。

今回の連携は、単なる事業拡張ではありません。
人と組織の関係性をどう変えるかという、私自身の原点に立ち返る意思決定でもあります。

1. 人材開発に向き合う中で感じてきた違和感

私上林自身は2002年から長く人材開発の領域に携わってきました。その中で、強く感じてきた違和感があります。

それは、「研修では変わるのに、職場に戻ると元に戻ってしまう」という現象です。

受講中は納得し、行動も変わる。しかし現場に戻ると、以前と同じ環境、同じ関係性の中で、徐々に元の状態に戻っていく。
一方で、環境が変わったり、上司が変わったりした瞬間に、見違えるようにパフォーマンスが上がる人も数多く見てきました。

この経験から、私は確信するようになりました。

人は個人だけで変わるのではなく、「関係性」の中で変わる。

この前提に立ち、個人と組織の関係性を変えることで人の可能性を引き出したい。その想いをもとに、2017年にエンゲージメントをメインテーマしたNEWONEを立ち上げてきました。

2. ライフワークスとして仕掛けていきたいこと

これからライフワークスとして取り組みたいことは多数ありますが、その一部を紹介したいと思っています。

1つ目は、ミドル・シニアの価値の再定義です。
25年以上のミドル・シニア領域での経験を、さらに磨いて発信していく。社会全体をより良い方向に進めて行きたいと思っています。まず第一弾として、法政大学の石山先生とセミナーをご一緒させていただきます。

2つ目は、個人と組織の両面での支援です。
ミドル・シニアが活躍する土台を作るために、5つの観点からマチュリティモデルで課題を特定する仕組みを開発しています。

  • ① 経営戦略としての捉え直し
  • ② 制度・インフラの最適化
  • ③ 組織・文化の醸成
  • ④ 個人の自律と再成長
  • ⑤ ナレッジの継承と資産化

単発研修だけでなく、戦略全体を議論するパートナーとして、まずは課題特定のディスカッションをさせていただければと思います。

3つ目は、多様な人が活躍できる組織づくりです。
"年代別キャリア開発"という相談に対し、一人ひとりの状況を加味して支援する。年齢や性別に関わらず、それぞれの強みが発揮される状態をつくる。これは組織の競争力を高める重要なテーマだと捉えています。実行推進にお悩みの方はぜひお声がけください。

3. 今後に向けて

人と組織を取り巻く環境は、これからも大きく変化していきます。重要なのは、一人ひとりが変化し続けること、そして組織として実行し続けることです。

本グループインを記念し、6月9日にセミナーを開催予定です。法政大学の石山先生をお招きし、これからの人と組織のあり方について議論する場にしたいと考えております。

NEWONE×ライフワークス グループ参画記念セミナー「50代・60代はさらに活躍できるのか」ミドル・シニア層を

本取り組みを通じて、より多くの企業の変革に貢献してまいります。引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

著者:上林周平

_HSC5274.jpg大阪大学人間科学部卒業。アクセンチュアを経て、2002年シェイク入社。2015年より同社代表取締役に就任し過去最高益を達成。2017年9月、株式会社NEWONEを設立。2026年4月、株式会社ライフワークス代表取締役就任。

米国CCE.Inc.認定キャリアカウンセラー。著書に『人的資本の活かしかた』『組織の未来は「従業員体験」で変わる』『部下の心を動かすリーダーがやっていること』などがある。

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