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2019.07.29 プレスリリース

「キャリア開発」「人事制度構築」「越境学習」領域を リードする3社合同で、「人生100年時代の戦略的人事構想会議」を立ち上げ
〜2019年7月26日、来場者120名で第一回を開催〜

ミドル・シニア向けキャリア研修支援などを行う株式会社ライフワークス(本社:東京都港区、代表取締役社⻑ 梅本郁子)、人材マネジメントのしくみで組織の活性化を実現する株式会社アクティブ アンド カンパニー、越境学習の活用を提唱するエッセンス株式会社の3社は、このたび、それぞれの立場から企業で働く人材に、時代の変化に応じた新しいキャリアや組織、人事制度のあり方を提案するため、3社合同で「人生100年時代の戦略的人事構想会議」を立ち上げますので、お知らせ致します。

これまで多くの日本企業では、新卒一括採用、年功序列、終身雇用など日本独自の人事制度を採用し、同質性の高い画一的な組織を作り上げてきました。しかし昨今、日本経済の停滞や社会環境の変化などから、こうした日本特有の人事制度が崩れ始めています。各企業では、年齢や性別に関わらずすべての人材に戦力となって活躍してもらえる就業環境、人事制度の構築に課題を感じています。こうした背景のなか、本会議を通じて3社は、それぞれの専門領域である「ミドル・シニアを中心としたキャリア開発」「人事制度構築」「越境学習」の知見を持ち寄り、各企業がこれからの時代に合ったキャリアのあり方や組織、人事制度を構築するために有用な情報発信を行っていく所存です。今後は、トレンドに合わせたテーマを設定しながら、年2回の開催を予定しております。

「人生100年時代の戦略的人事構想会議」の特徴

1)「キャリア開発」「人事制度構築」「越境学習」分野をリードする3社が各社の豊富な知見をもとに情報を発信
2)70歳就労、副業、ダイバーシティなど、上記3分野とその時々の注目テーマをクロスさせた多様なテーマを扱う

第1回開催の報告

第1回目として、2019年7月26日(金)「企業戦略としてのミドル・シニアのキャリア開発~45歳から定年後を見据えて~」をテーマにシンポジウムを開催しました。

大量入社したバブル期入社世代は、年功序列の慣例により企業にとって人件費の負担を増加させています。さらに、65歳雇用義務化や70歳就労が現実味を帯びてくるなど、企業を取り巻く経営環境が変化するなか、ミドル・シニア人材が活躍しやすい環境づくりを行うことは、多くの企業の成長にとって喫緊の課題となっています。本イベントは想定を大きく上回るお申込みをいただき、抽選のうえこのテーマに関心を持つ大手企業人事の方約120名にご参加いただきました。イベントでは、3社それぞれの立場から本課題の解決に向けた示唆をお伝えするとともに、人的資源管理や雇用マネジメントを専門とする法政大学大学院 政策創造研究科 教授 石山恒貴氏とのパネルディスカッションを実施しました。

開催概要

テーマ 企業戦戦略としてのミドル・シニアのキャリア開発とは 〜45歳から定年以降を見据えて〜
日時 2019年7月26日(金)14:00-17:30
開催場所 東京都中央区日本橋本町2-3-11 日本橋ライフサイエンスビルディング2階
登壇者 法政大学大学院 政策創造研究科 教授 石山恒貴氏
株式会社ライフワークス 事業企画部長 野村圭司
株式会社アクティブ アンド カンパニー 常務取締役 八代智
エッセンス株式会社 代表取締役 米田瑛紀

当日のプログラムご紹介

キーノートスピーチ) 法政大学大学院 政策創造研究科 教授 石山恒貴氏

テーマ:45歳以降のミドル・シニアの活躍を考える

セッション1) 株式会社ライフワークス

テーマ:「今の時代にあった『ミドル・シニアのキャリア開発』支援の方法」
バブル期の大量採用世代が50代になり人件費が深刻化していることもあり、企業が50代に戦力としての利益創出を求めはじめています。一方で、役職定年などを機に50代のモチベーョンは下がりがちとの調査結果もあります。本セッションでは、社内および社外でキャリアを積むことで新たな活躍に繋げた50代社員の個人事例と、個人が一歩を踏み出すための企業の支援事例を紹介。企業が、今の時代に合った「ミドル・シニアのキャリア開発」を支援する上で重要な点についてお伝えします。

セッション2) 株式会社アクティブ アンド カンパニー

テーマ:「終身雇用の崩壊に備えた『出口戦略』(社員の退職から逆算した人事制度構築)の要点」
終身雇用の崩壊が叫ばれるなか、正社員として就職した社員が、定年を迎える日まで同じ職場で、同じ働き方を続けることは稀となってきています。現在では、転職や会社都合での失職など定年を待たずに退職し、別のキャリアを築く人材も増えています。アクティブ アンド カンパニーでは、こうした社員の多様な退職のあり方を踏まえた上で、企業が役職定年や給与、評価などさまざまな人事制度をどう設計すべきか、要点をご紹介致します。

セッション3) エッセンス株式会社

テーマ:「人生100年時代に必要とされる、シニアが成長し続けるための機会『他社留学』『プロボノ』の活用について」
人生100年時代、個人は継続的に自らキャリアを構築する事が求められており、企業と社会はその構築支援を強化する必要性に迫られています。その最初の一歩として「越境学習(※)」に注目が集まっており、シニア人材の活性化においても有効だと考えられています。今回は、「他社留学」や「プロボノ」参加といった多様な「越境学習」の事例を踏まえながら、人生100年時代に必要とされる成長の機会提供についてご紹介します。

(※)越境学習とは
自社に所属しながらも企業やNPO、ボランティア団体などにも所属し、その組織特有の経験を通してスキルを身につけ、自社の仕事に活かす。『他社留学』『プロボノ』などさまざまな方法がある。

パネルディスカッション

テーマ:100年時代に求められる人材と、必要なマネジメント
コーディネーター:石山恒貴氏
パネリスト:野村圭司、八代智、米田瑛紀

「人生100年時代の戦略的人事構想会議」第二回開催に関するお問い合せ

テーマ:高度ネットワーク社会におけるワークスタイル変革を最大限に活用する人材マネジメントの在り方
開催予定月:2019年12月

※次回以降のご参加をご希望される方は下記にご連絡ください。開催が決定次第ご案内をお送りいたします。
事務局アドレス:info@essence.ne.jp

主催企業について

株式会社アクティブ アンド カンパニー

本社所在地 東京都千代田区九段南3-8-11 飛栄九段ビル5階
設立 2006年1月5日
代表取締役社長 兼 CEO 大野 順也

「躍動感溢れる未来を創造する」という経営理念のもと、組織・人事領域における様々なサービスをワンストップで提供。2006年の創業以来、人事制度の構築、法人向けの研修、採用支援等を通じて、クライアントが抱える課題の解決に取り組んでいる。企業の業績向上を目的に、アクティベーションマネジメントを用いて企業の活性化に向けたコンサルティングを行い、クライアントの現状に沿った「人材」と「企業」の関係のあるべき姿を考え、問題や課題を多面的に捉えた解決策を提供。2017年より、「人事管理システムの開発・導入」に関するサービス提供を開始し、HR-Techの観点からのコンサルティングも実施。今後のAIの時代における組織・人事のあり方に関する解決策もサービスとして提供。

エッセンス株式会社

本社所在地 東京都中央区日本橋蛎殻町1-11-1 人形町シティプラザ 5F
設立 2009年4月7日
代表取締役 米田 瑛紀

「新しい、仕事文化をつくる」という理念の下、企業の経営課題解決のためにハイクラスのプロ人材を紹介するプロパートナーズサービスを展開。営業やマーケティング、新規事業、財務など幅広い領域に対応。また、人材紹介事業のエッセンスリクルーティングでは、将来的にプロとして活躍したい求職者のキャリアプランを後押ししている。2018年には、他社留学事業を立ち上げ、大手企業の幹部候補社員や事業開発担当者、ミドル・シニア社員にスタートアップでのプロジェクト参画を促し、社内では体験できない越境学習型の研修プログラムを提供している。

株式会社ライフワークス

本社所在地 東京都港区虎ノ門3-4-7 虎ノ門36森ビル10F
設立 2000年9月
代表取締役社長 梅本 郁子

「働きがいを、すべての人に。」をビジョンに、業界のパイオニアとして19年前から企業向けに40~50代社員へのキャリア研修を実施。現在は、30代など若手層へのキャリア研修に加え、ダイバーシティ推進や仕事と育児・介護の両立支援をテーマとした研修サービスも展開。さらに2019年より、時代の変化に合わせ、セルフ・キャリアドック導入支援など、従業員のキャリア形成促進のための仕組みづくりを支援するコンサルティングサービスの提供を開始。年間約200社の大手企業を支援する。

本件に関する報道関係からの問い合わせ先

株式会社ライフワークス 黄瀬 真理(きのせ まり)
Tel:03-5700-1400 Mobile:080-4126-5552
Mail:kinose@lifeworks.co.jp


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