ミドル・シニア活性化支援

シニア活躍の仕組みづくり
コンサルティング

シニア人材が職場で自分らしさを発揮して活躍し、頼られる存在になるために、実行力のある"仕組み"作りを支援するサービスです。

このサービスではシニア人材を「企業の経営課題に対応する戦力・人的資源」という視点で捉えます。そして、シニア人材が働きがい、意欲をもって前向きに経験や能力を仕事で発揮できるように複合的な支援を行うことで、働く期間が長くなってくる今後の企業の成長を支える人材の獲得につなげます。

シニア人材本人は、ポストオフや役割の変化といった転機、あるいは健康への不安、家族の介護などによりモチベーションが低下することが多く、しかもその状態に大きな個人差があることも。あるいはこれまの経験や役割についても個人差が大きいこともあり、一様に対応することは難しいといえます。このようなシニア人材一人ひとりを活性化するためには、それぞれの企業の状況に合わせた支援の施策を検討するのが理想的です。

適切な支援のためには、シニア人材も含めた組織全体の人材活用の方針を定め、シニア人材の期待役割の明確化します。そして彼ら・彼女らが期待役割を自分事として受け入れるように上司(管理職)との対話や周囲との関係づくりを促進します。

アプローチの仕方も様々で、
1)キャリア研修や面談といった直接的な働きかけ
2)職域開発
3)再雇用や定年制の改定
4)評価・処遇の見直しを含めたコース設計
5)期待役割の意味を理解した行動を習慣化するための支援
6)自ら目的・意欲をもって学び直しができる機会、環境づくり
などが必要になるでしょう。

これらのような複合的な施策が一つの方針に基づいた"仕組み"として機能することが、シニア人材の活躍につながります。

"シニア活躍の仕組みづくり"
コンサルティングが対応する課題

  • シニア人材を戦力・人的資源として活用したい
  • シニア人材が活躍する土壌を作りたい
  • シニア人材の自律的な学び直しを推進したい

"シニア活躍の仕組みづくり"
コンサルティングの方向性

  • シニア人材の期待役割に関する本人の希望と会社の意向をそれぞれ明確化する
  • シニア人材の意識変容、自身でキャリアビジョンを考えることを促進する
  • シニア人材を受け入れる職場や上司を支援する
  • シニア人材が社内外活躍で必要なスキルを持つ、磨くための再教育を促進する

主なサービス

A

シニア社員面談による実像把握

  • シニア社員(定年前・再雇用)への面談実施
  • 御社内キャリアコンサルタント等による面談実施の支援
B

シニアの職域開発支援

  • 役職定年後や再雇用社員の役割創造®モデルコンサルティング
  • 活躍シニア社員インタビューによるモデルづくり
  • 越境学習の場づくり・企画デザイン
C

年上部下マネジメント支援

  • 上司向け支援ツール提供
  • 上司向けマネジメントトレーニング実施
D

シニア社員制度の設計・改定支援

  • 再雇用制度の見直し
  • 定年制延長に伴う制度設計
  • シニア社員の評価・処遇の再設計
施策例

定年前のシニア社員が自律的に活躍するための意識醸成と支援体系の構築

背景

57歳から3年間の評価が再雇用時の処遇に反映される仕組みの中、再雇用を希望するであろう定年前社員のモチベーションを高め、57歳からの3年間はもちろん、60歳以降も前向きに仕事に取り組み、職場に貢献してもらいたい。

施策

57歳向け研修に加え、上司(管理職)と57歳社員との面談、シニア社員に発揮してほしい行動要件の策定と評価の仕組みを構築。研修という「点」ではなく、「線」でキャリア自律意識や職場貢献意欲を高める取り組みを行った。

成果

研修から3カ月後に実施した、シニア社員の行動要件ごとの5段階評価のスコアが、研修前に比べて概ね上昇し、研修や面談による意識づけの効果が見られた。


シニア社員向けに新たな役割を設け、自律的な活躍を促す

背景

社員構成の中で、数年後にシニア社員が増加することが明らかに見込まれており、早急にこの世代が自律的活躍するための仕組みを作る必要があった。

施策

シニア社員の中から数名をキャリアアドバイザーに抜擢し、全社員に対してキャリア面談を実施。面談の質を上げるために、スーパーバイズも定期的に行った。面談を経て組織上の課題を抽出し、経営へフィードバックした。

成果

数名の離職の防止するなど、シニア社員個人のキャリアの課題の解決につながった。また、明確化した組織の課題を基に、新たな制度づくりに着手することができた。さらに、キャリアアドバイザーの活動を目にした社員の中から、同職に就くこと希望し、資格取得など自己研鑽に励む者がでてきた。

仕組み・体制づくりを支援するコンサルタント

関連情報