働きがいを、すべての人に。株式会社ライフワークス

65歳までの15年を踏まえて、自分のキャリアを構築。
職業人生後半戦をどう働くかをしっかりイメージ。
個人と会社はフェアな関係として、依存型から自立型へ

これからの15年間に向けて、キャリアプランが重要。50歳研修を大きく見直し

市場が右肩上がりだった時代は、会社に"寄り添う"キャリアで問題ありませんでした。しかし、日本の人口減、グローバル化の進展といった環境変化に伴って、2005年頃から市場の伸びが頭打ちになりました。それを期にニチレイグループでは、個人と会社の関係はフェアであるというメッセージを強く打ち出し、各人の役割と成果を明確にして業績向上を目指しています。そこで重要になるのが、個人として力を養い、自分で自分のキャリア構築を考えること。そのために、30歳、40歳、50歳といった年代別の研修をスタートしました。

スタート当初の50歳研修は、60歳定年を踏まえて、老後の生活を視野に入れたマネープランやライフプランを中心としたプログラムでした。
一方、30歳・40歳の研修は、3~5年後の自分のキャリアを考える内容。
しかし、事業環境の変化が激しい中で、3~5年後のキャリアを考えることの難しさもあり、研修は取りやめて他の施策の検討を進めています。

30・40歳研修を取りやめたその際に「キャリア50研修」を大きく見直しました。現在50歳の人たちは、年金支給開始が65歳になります。50歳から少なくとも15年働くことを考えなくてはなりません。マネープランやライフプランも大切ですが、それ以上に重要になるのがキャリアプランです。50歳社員には、執行役員の方もいれば組合員の方もいます。様々なキャリアの方がいる中で、一人ひとりが自分を振り返ってキャリアを再構築。これからの15年間をどのように生き生きと働くか、考えてもらうことを目的としています。また、会社の各種制度やサポート情報も提供しています。

55歳の選択を、今から考える

ニチレイグループでは、55歳になると「キャリアエントリー55」制度により、3つのコースを選ぶことができます。一つが、60歳の定年まで継続してチャレンジする「ニチレイグループコース」、2つめが、再就職支援を受けながらグループ外に道を開拓する「再就職等支援コース」、3つめが自主的にセカンドキャリアを目指す「自主転進コース」です。

これまでは、ほとんどの方がニチレイグループコースを選んでいます。しかし、自分が輝ける場所がグループの外にあるなら、そちらを選ぶのがハッピー。究極の適材適所は、グループ外も含めて考えることだと思います。「キャリア50研修」では、60歳定年までどう働くか、だけでなく55歳の選択を見据えて今後のキャリアを考えるよう促します。

「キャリア50研修」の受講者の中には、研修を受けるかどうか迷っていたという方もいます。しかし、最後の感想では、「参加してとても良かった」と手応えを感じていました。人生80年~90年という時代を迎え、定年後には長い人生が待っています。特に今年の研修では、70歳まで働きたいという方が増え、中には75歳まで働きたいという方もいます。50歳はまさに中間地点。今後どんな生き方をするのかは、今どう働くのかにかかってきます。トレーナーの「今から考えるのか、1年後から考えるかで、その後のキャリアは大きく変わる。1年を棒に振ることになる」という話に、その方はすごく納得されたのだと思います。また、トレーナー自身が50代前半で会社を辞め、セカンドキャリアを切り開いて来られた方。その体験談にも刺激を受けていますね。

ふだん仕事が忙しいと、キャリアについてなかなか考えられないものです。1泊2日の研修という場に身を置き、立ち止まって振り返ったり将来を考えたりする機会は、非常に有意義。その受講者は、みなさん実感されます。「キャリア50研修」は、2005年のスタート時からライフワークスさんにお願いしていますが、ニチレイグループの考え方に合っているという安心感がありますね。トレーナーのキャラクターや研修の進め方も、ニチレイに合っていると感じています。

研修や制度をどう有機的に結びつけて、キャリア自律を支援するか

大切なのは、研修で腑に落ちたことを生かして、どう実践していくかです。「キャリア50研修」で刺激を受け、考え方が変わったという人が、自分のキャリアプランを実践できるように、他の研修や様々な制度が有機的に結びつけて機能することが重要です。これは、50歳社員だけでなく、社員全体についていえることです。

現在の大きな課題は、ニチレイグループのキャリア体系の中で、各研修や制度をどう結びつけて、一人ひとりのキャリア自律をサポートしていくか。 リーダー研修やマネジャー研修などの研修や、キャリア申告制度や人財公募制度、キャリアエントリー55、シニアスタッフ制度など様々な制度がありますが、それらが単発的に行われるのでなく、いかに結びついて、より効果的なものとして機能するにはどうすれば良いか。タレントマネジメントも含めて、現在、ライフワークスさんやリクルートグループ各社さんと相談しながら検討しているところです。

この事例のまとめ

課題 職業人生後半戦のキャリアを考えてもらうために
年金支給年齢の引き上げを見据えて65歳まで働くことが求められる時代。50歳という職業人生の中間地点を迎える時期に、自分のキャリア構築を見直し、一人ひとりに合ったキャリアプランやライフプランを考えてもらいます。
方法 自分の強みや周囲の期待、環境変化を確認し、今後の職場生活をイメージ
満50歳を迎えるニチレイグループの社員を集めて、1泊2日の「キャリア50研修」を実施しています。1日目は、自己理解とマネープランが中心。2日目の「キャリアプランを考える」プログラムで、自分の強みを確認し、今後の職場生活を考え、キャリアプランを作成します。プログラムには、家族や同僚、後輩、上司からのメッセージも。自分がどう見られているか、客観的に知ることが大きな刺激になります。
成果 高まった意識を実践に結びつけるためのサポートが必要に
参加するのに気の進まなかったという社員も、受講後は「受けて良かった」「トレーナーの考え方や生き方も参考になった」という声が多く聞かれます。高まった意識を日々の実践に結びつけ、キャリア自律をより高めるために、他の研修や各制度とどう有機的な連携を取って、サポートするかが大きな課題になっています。

 ※ご担当者の所属などは2013年7月現在のものを掲載しています

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